電子書籍を始めようとすると、たくさんのサービスがあってどれを選べばいいか迷います。しかし整理すると、電子書籍サービスは大きく2つのタイプしかありません。まずこの違いを理解すると、選択は一気に簡単になります。
タイプ1:ストア型(1冊ずつ買う)
紙の本と同じように、読みたい本を1冊ずつ購入するタイプです。購入した本は自分のライブラリに残り、いつでも読み返せます。
- 向いている人:読みたい本が決まっている人、お気に入りを何度も読み返す人、漫画を集めている人
- 選ぶポイント:品揃え(特に自分のよく読むジャンル)、セールやポイント還元の傾向、アプリの読みやすさ
タイプ2:読み放題型(月額で読み放題)
月額料金で対象作品が読み放題になるタイプです。雑誌・実用書・漫画などジャンルごとに強みが異なります。
- 向いている人:雑誌を複数誌読む人、ジャンル問わず乱読したい人、新しい作家を開拓したい人
- 注意点:すべての本が対象ではないこと。人気の新刊や特定作品は対象外のことが多く、対象作品も入れ替わります。「読みたいあの本が読み放題だと思ったら対象外だった」が最も多い後悔です。
選び方の3ステップ
ステップ1:先月読んだ本を振り返る
この1〜2か月で読んだ(読みたかった)本を思い出してください。
| 読書スタイル | 合うタイプ |
|---|---|
| 月に1〜2冊、読みたい本が明確 | ストア型 |
| 雑誌や実用書を広く浅く | 読み放題型 |
| 漫画を長期シリーズで集める | ストア型(ポイント還元重視) |
| 漫画をとにかく大量に読む | 読み放題型+ストア型の併用 |
ステップ2:メインで使う端末を決める
- スマホ・タブレットで読む:ほとんどのサービスが対応しています。アプリの操作性(ページ送り、しおり、検索)は無料本で試せます。
- 電子書籍専用端末(E Ink端末)で読む:目が疲れにくい反面、専用端末は特定のストアと紐づいていることが多い点に注意が必要です。端末を先に買うと、実質的にストアも決まります。長文の小説・ビジネス書を大量に読む人は端末から、漫画・雑誌中心の人はタブレットから考えるのが合理的です。
ステップ3:「やめるとき」のことを先に確認する
電子書籍で最も大切なのに見落とされがちなのがこの視点です。
- ストア型は、購入した本が「そのサービス内で読む権利」であることが一般的です。サービスの規約やサービス終了時の対応(ポイント返還など)を確認しておきましょう。大手で運営歴が長いストアを選ぶのは、この点で合理的です。
- 読み放題型は、解約すると読めなくなります。読んだ内容をメモに残す習慣があると、解約後も学びが残ります。
併用が結論になる人も多い
実際には「よく読むジャンルはストア型で購入し、雑誌と話題の実用書は読み放題型でカバーする」という併用スタイルに落ち着く人が多くいます。まずはどちらか片方を無料トライアルや無料本で試し、自分の読書量を把握してからもう一方を検討する、という順番なら無駄がありません。
まとめ
- 電子書籍サービスは「ストア型」と「読み放題型」の2タイプに分かれる
- 自分の読書スタイル(冊数・ジャンル)からタイプを決める
- 端末を先に買うとストアが決まることがあるので注意する
- 読み放題は「読みたい本が対象か」を契約前に必ず検索する
セールやラインナップは変動するので、登録前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。